全てが詰まった名作「クランキーコンテスト」【栄光なき名機たち】

僕のスロ歴史はこの機種から始まった

「トニー、今週の栄光なき名機たちを書いてくれない?」…と担当に提案されたとき、真っ先に浮かんだ機種があります。

今から20年以上前に導入したアルゼ(現ユニバーサル)の4号機。

クランキーコンテスト。

実は僕、この機種にドハマリしてパチスロの世界に足を踏み入れたんですよね。

今でこそ、「有利区間が」とか、「設定推測要素が」とか「スロマガ攻略軍団の副軍団長ですからねっ」とかなんとか言っていますが、当時は何も分からず、必死にスロマガを読んで勉強していました。

ボーナスの抽選方法から勝ち方までパチスロのイロハを教わりましたよ。

BIG中のリプレイハズシ手順はビタ押し。

アシストを使うと2コマ目押しに。

初めは目を開いて、首も上下に振って、目押しの練習をしたんですよね。

大学受験のときも勉強しましたが、それに負けず劣らず、目押しも頑張りました。

そのかいあってか、いつのまにか直視を習得。

終日打って、一度もリプレイハズシをミスらないのが当たり前になりました。

間違いなく、今の僕よりも上手でしたよ。

リーチ目も覚えましたね。

スロマガのページにビッチリとリーチ目が載っていて、「ふむふむ、こう止まればBIG確定なのかあ」と、お風呂の中で暗記するのが僕の日課でした。

ちなみに、当時はAT機とかART機とかストック機とか、なんだったら液晶も何もなくて、ノーマルタイプオンリー。

BIG中にJACゲームが3回あるのがAタイプでして、今もBIGとREGしかない機種をAタイプと呼ぶのは、その名残りです。

僕が一番好きだったリーチ目は、左リール「コンドル・ベル・スイカ」+右リール「ベル・スイカ・リプレイ(枠下に青7)」でした。

ズレ目だけだとBIGorREGの2確なんですが、枠下に青7が見えるとBIG確定に昇格。

入ったときにリールの枠外を覗いて、青7がいたときが嬉しくて。

時代は変わりましたが、クラセレでもリーチ目ですよね。

こっちでも当然好きな出目です。

あとはなんといっても、この設定判別法ですよ。

最近パチスロを始めた方には信じてもらえないでしょうが、当時はBIGを1回引けば設定5以上か設定4以下かが確実に判別できたんですよね。

もともと、この台は完全攻略すれば設定1でもペイアウトが100%を超えていて、さらにこの判別方法が使えるのですから、まさに鬼に金棒でした。

「いや、そんなアマいスペックで設定5以上も分かるのなら、ホールは使わないのでは? もし使ったとしても競争率が高いのでは?」と思うでしょうが、当時はタコスロを始め、もっともっとアマい機種たちが出ていたんですよ。

そういう台に比べると、こちらは高設定域でもペイアウトはそこまで高くないですし、リプレイハズシ手順も難しいので意外とホールは設定5以上を使っていたんです。

さらに、打つ人も少ないという。

設定6打ち変えイベントとかもありましたね。

今はもう潰れてしまいましたが、浅草のアントレ、上野のグリンピースには大変お世話になりました。

設定5以上をよくつかみましたからね。

懐かしいなあ。

楽しかったなあ。

導入から20年以上経った今でもそう思えるのですから、クランキーコンテストってすごい機種ですよね。間違いなく、僕にとっての名機ですよ。

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