777GのRTが思いのほかダルかった【日本松柔道部編】

※過去の「栄光なき名機たち」記事

今回取り上げる栄光なき名機はラスターの「嗚呼!我ら 日本松柔道部」です。

5号機初期に一部で話題になった機種ですな。

名機というより迷機といった方が良いかもしれませんがそれは置いといて。

この機種に関しては絶対避けて通れない前日譚がありまして、それがメーカーに関して。

というのもこのウィンネットテクノロジー(ラスター)というのはテクノコーシンという名で4号機時代にブイブイいわしておりました。

他とは一線を画す超絶爆裂仕様の機種群は一部で熱狂的に支持されており、かくいう筆者もファンの一人。

例えばテクノ時代の機種に『神輿』というのがありますが、これはパチスロ史上でもっとも設定6の出玉率が高かった機種として知られています。

一説によると261.6%もあったとか。

もはや「保通協ってなんだろう」という素朴な疑問も湧いてきます。

だがそれがいい。

ありがとうテクノ。

しかしながら当然、世の流れ的にこのような爆裂機はNGとなったわけで、「爆裂」に特化した会社であったテクノコーシンもいつのまにか改名。

そして5号機時代に突如現れたのがこの『日本松』でありました。

5号機・ウィンネットテクノロジー/2007年

ただようテクノ臭

日本松。

スペックはなんてことないRT機でした。

当時のRTというのはボーナス後(あるいはボーナス後のCZ経由で)突入するのが基本で、この機種もまたご多分に漏れず。

ほとんどのケースではボーナス後のCZで特リプ引いて200GのRTをゲッツ、というものでした。

そんだけ聞くとちょっとRTが長い程度の普通の台なのですが、こいつの場合、赤7揃いを引くと問答無用で777Gの超ロングRTに突入するのがブチ尖っており、しかもそれが「完走式(ボーナスを持ち越す奴)」になってるという念の入れようにより発売前から「おいなんか頭がおかしいのが出るぞ」と話題になっていました。

777Gも回せるなんて凄い! と思うかもしれませんがこれRTですからね。

1Gあたりの純増枚数は0.9枚しかない。

5号機なのでボーナスの複数ストックとかは無いですし、淡々とリプレイが揃うのを眺めとくだけ。

こいつ絶対消化だるい! というのは事前情報からバリバリに伝わってくるものでしたし、実際打ったら超だるかったです。

 

こいつ、まだ動くぞ!

ただ、赤7自体の枚数と777G完走時の獲得枚数は理論上は1000枚行きます。

また777Gも回しとけば何かしらボーナス引いとるわけで、その分も乗る。

ただしボーナスフラグは6種類あって、REGに相当する「白帯ボーナス」「黄帯ボーナス」は38枚しか増えないんですけども、まあ理論上は1000枚行くハズ。

んでこの機種は「理論上は1000枚いくよね」というのを盛大に謳っており、たしかキャッチコピーは「一撃1000枚!竜巻ループ!」だったと思います。

んでそれを見た日本中のテクノファンは多分「こいつまだ動くぞ!」と思ったわけで。

何か知りませんが死に別れた兄弟に出会えたような。

そんな感動を覚えたとか。

そんな感動も777Gのダルさを知った瞬間急激にしぼむのですけども。

 

5号機・ラスター/2007年

ちなみにラスターはその後「メガミリオネア」という、どうみてもミリオンゴッドのマイナーチェンジ版みたいな機種をリリースし世間をアッと言わせる事に成功するもあとが続かず。

2017年には残念ながら法人格消滅となりました。

さらば……!テクノ……!

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