【パチスロ名機】なんだよこれ、と思ってたら…【ボンジョビ】

5号機 名機

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッスあしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機の傍らでひっそりと咲く佳作をご紹介するこちらの企画。

今回は2009年に北電子さんがぶっ込んだ衝撃の一作である『BON JOVI』を紹介します。

ボン・ジョヴィといえばちょうど筆者の世代にドンピシャでありまして、高校の時期とかはハードロックファンに「好きなアーティストは」と尋ねると、大体「エアロスミス」か「ガンズ・アンド・ローゼズ」か「ミスター・ビッグ」か「ボン・ジョヴィ」が出てくる感じでありました。

年代を下るとちょっと知名度が落ちる時期があるんですが、最近はなかやまきんにくんの「筋肉クッキング」というネタで「イッツ・マイ・ライフ」が使われてる事から、もしかしたら若い世代には「きんにくんの曲」というイメージが浸透しちゃってるんではないかと思われます。

ガチのファンのなかには「やめてくれ」と思ってる人もいそうな気配がしますが、どういう形であれ実際にアルバムを聴いてみるきっかけになるんであれば、それはそれでナイスな事なんじゃないかねと、筆者なんかは思います。

んでパチスロ版ですが、これはなんとバンドのほうのボン・ジョヴィ全面協力のもと、デビュー25周年の記念として世に送り出されたとの事。

なので当時の北電子さんの機種のなかではかなり珍しく液晶搭載機であり、演出もガッツリ作り込んでありました。

バンドメンバーも開発に協力的だったとの事ですし、これはもうボン・ジョヴィのファンにはたまらんモノになるんだろうなぁとワクワクしつつ打ってみた所…。

 

5号機 名機
5号機・北電子/2009年

なぜアニメ調なのか問題

2009年といえばもう『忍魂』とか『パチスロ交響詩篇エウレカセブン』とかが出る年なので何かそういうシステムを採用するかとおもいきやARTやRTはナシ。

この機種はボーナスのみで出玉を増やすドノーマルタイプでありました。

ただジャグラー系とは大きく違い小役とボーナスの重複がメインのゲーム性になっており、レア小役等を引くと連続演出に発展、最終的に「ボンジョヴィランプ」がペカれば当たりというもの。

なのでシステム的にはホントに普通の台であり、特に尖ったギミックはナシで、逆に言うとヘンな冒険はしていない、非常にソツのない作りでした。

しかしその「ボン・ジョヴィが開発協力した演出」が問題でありまして、これ本人たちの写真とか映像がほとんど出て来ないんですね。

通常時もボーナス中もひたすらアニメ化されたキャラが使い倒され、しかも演出そのものもどっかで見たことある感じのヤツが多く、正直な話ボン・ジョヴィ感は皆無に近い。

正直このままだと「ボン・ジョヴィの曲を使ったパチスロ」程度の感じですし、事前情報なく打ったボン・ジョヴィファンはまず間違いなくチベットスナギツネみたいな顔になるんですけども、しかし!

ボーナス連チャン時にはそれが一転、実写の「ちゃんとしたボン・ジョヴィ」が登場する仕組みになってるんですな。

撮り下ろしであろうパチスロファンへのメッセージみたいなのもちょびっとありますし、この状態になってはじめて「おいこれボン・ジョヴィの台だぜ!」というのが強烈なインパクトでもって思い知らされる感じというか、逆に言うと通常時は「俺は一体何を打ってるんだ」と混乱するんですけど、そのギャップがエグい。

これ結構凄い切り口で、出玉面のインセンティブは一切ないのに、ちゃんとボーナスから暫くの間が叩きどころになってるんですね。

やっぱ実写が観たいじゃないですかファンは。

敢えてここのインパクトを高めるために通常時をコミカルなアニメ調にしてんだなというのがひしひしと伝わってくる感じで「作った人は天才だな!」と思ったもんです。

初打ちのあと、この勢いで『パチスロエアロスミス』とかも作ってくんねーかなぁ、スティーブン・タイラーの顔はアニメ調にしても多分一発で分かりそうだし、マジで打ちたいなぁとか思って色々妄想してたんですけども、ついぞ出ず。

今からでも遅くなんで、ぜひお願いします!!

パチスロハードロックシリーズ!

 
 

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