【CRフレディVSジェイソン・虚心坦懐編】時代を超越した斬新すぎる台! そして…アリサって誰!?【栄光なき名機たち】

最凶同士が戦う大ヒット映画のタイアップ作品!

ついにこの企画の出番が、虚心にもやってまいりました。私がご紹介するのは、2006年に登場した『CRフレディVSジェイソンLSVA(Sammy)』

本機はハリウッドで、当時「なんか大物戦わせときゃ興行儲かるんじゃねっ!!」的なノリで「エルム街の悪夢」のフレディ「13日の金曜日」のジェイソンが戦わせられた、2003年公開の映画「フレディVSジェイソン」のタイアップ機。ちなみに、この映画が大ヒットしたためか、エイリアンとプレデターも巻き添えを喰らって映画で戦い、そしてこちらもパチンコになる。…というところまでソックリ(笑)。

時代の先駆け的機種!?

当時は、初当り確率約1/400・確変継続率67%くらいが主流のスペックであったが、この機種は初当り確率1/248と今のライトミドル的な存在であった。さらに、今では珍しくもないが、当時としては珍しい35回転の回転数切り確変(ST)の「DEAD or ALIVE ZONE」を搭載していた。

ST中の1回転の重みには、キャバ嬢をアフターへ誘った際の返答並みにハラハラさせられたものだ(笑)。

軽くスペックを紹介すると、初当り確率1/248.2、高確率(ST)時1/24.8で、当選時の30%が出玉のない突然確変でST35回転、70%が8R大当り(出玉約940個)でST35回転+時短65回転が付く仕様。ST+時短という機能は、この10年後に同社の『ぱちんこCR蒼天の拳 天帰』でも使われており、本機はまさにその先駆け。確変ループ機が主流な時代としては斬新なスペックであり、しかも初当りが軽く遊びやすかった。

さらに本機は、電チュー保留とヘソ保留が別々で(保留8個機種)、今の『Pスーパー海物語 IN 沖縄5』のウリンチャージのように通常時も電チューが開放し、回転率UPに貢献してくれた。
当時としてはそんな斬新すぎるスペックなため、設置台数は少なかったが、虚心の稼働地域にはこの機種を神推ししている店長がいて、いついってもボーダー超えで遊ばせてくれていた。そのおかげでデジパチにしては、かなり打った記憶がある。また、大当り中の楽曲がかっこよく、この機種が好きだった仲間内とCDを探したが、いまだに曲名もアーティスト名もわからず終いなのが心残りだ(笑)。

演出面も斬新!リーチキャラ選択ができた!!

演出面に関しては完全告知的なものも存在し、液晶右の回転体に「鉄板」が止まれば大当りであった。

また、液晶上の役モノのジェイソンの目が光ると激アツとか、液晶以外でもいろいろ楽しめる部分もあった。
液晶演出に関しては、フレディとジェイソンが戦う「VSリーチ」が激アツで、こちらも今では北斗の拳シリーズなどでおなじみのキャラクター選択ができ、選んだキャラクターが勝利で大当りに。

さて虚心、この機種が好きで原作映画の方もレンタルビデオ店で借りて観た。そしてわかったことは、パチンコに出てきて慣れ親しんだ「アリサ」というキャラクターは、映画に登場していないのだということ。映画を観た後に本機を打って「君は誰なんだい!?」って思ったことをよく覚えている(笑)。

パチンコオリジナルキャラだったアリサ

これ以降、ST機が世に知れ渡るまでには、まだ長い時間を要することになった。

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