【パチスロ名機】期待度丸見えの仰天システム!【パチスロ北斗の拳 天昇編】

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッスあしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機達の傍らでひっそりと咲く佳作達。

今回は2019年に稼働開始したサミーの『パチスロ北斗の拳 天昇』について。

「北斗」は大変強力なシリーズですが、5号機後半のそれはまさしく北斗百裂拳状態でありまして、特に2015年の「強敵」以降は新作が一年以内で次々とリリースされ続けておりました。

筆者もこの辺はあんまり打ってない機種がチラホラある中、いよいよ6号機にて稼働開始となったのが当該作。

5号機最後の北斗である「修羅の国編 羅刹ver.」からおよそ1年半とやや間をおいてのリリースだったこともあり、発売前の下馬評はそれなりのものでした。

決して面白くないわけじゃないんですが、どっこい、稼働が始まってからの評判は良くもなく悪くもなく…。

言わずもがな、これは似たシステムを採用した「Re:ゼロ」が先にヒットしちゃってたのがデカいと思われます。

6号機・サミー/2019年

半年早けりゃ全然違った

「Re:ゼロ」と「天昇」。

もちろん違う所はいっぱいあるんですけども、突破式のCZを備えた高斜傾機という意味ではどうしても似通った打感になるのは仕方ない。

事実、「Re:ゼロ」以降は似たようなシステムを採用した台が大量に出現し、徐々に供給過多の様相を呈していくのですが、それらからすると「天昇」の出現はまだ早い方でありました。

そもそもパチスロの開発スパンから考えると「Re:ゼロ」を見てからこれを作ったワケががなく、6号機の規則で高斜傾機を作る際の開発アプローチがたまたま被ってたんでしょう。

が、巷間の機種評価に関してはこの半年の差が命運を分ける事になったんですな。

普通に「Re:ゼロの拳」というトホホな渾名で呼ばれてましたし。

あと、機種評価に関しては前述の北斗乱発状態が徐々にブランドの体力を落としていた事も無関係じゃないでしょう。

要するに、例えば「転生」の次がこれで「Re:ゼロ」より前だったら状況は全然違ったハズ。

登場時期に関しては保通協の適合次第なんで運も絡むと思いますが、乱発は少々やり過ぎだったのかもしれません。

見える化すればいいってわけでもない

さて、当該作の中身を軽く振り返ります。

コイツは「ゲーム数」及び「ポイント抽選」で突入するCZを経由して大当たりを目指す純増6.3枚のAT機でした。

特徴的なのはCZ「激闘ボーナス」の仕組み。

3戦突破式のバトル演出になってるのですが、これは「ガチ抽選」であることをめっちゃ前面に押し出しており、サブ液晶にはご丁寧にその勝負の突破率を常時表示。

この辺はCZ突破式高斜傾機の完成形である「パチスロバイオハザード7レジデントイービル」にも採用されている方式ですが、独特だったのはフラグごとの細かい数値が丸見えである上、継続確定次時にプッシュボタンを押すことで「何のフラグで当たったか」までが見える化されてる事でありました。

見えたからって特に何があるわけじゃないんですけど、「今日はベルが仕事するなぁ」とか、そんな感じで小役に愛着が持てるのは良い事かもしれません。

がしかし、これには問題も多かった。

CZの仕組みを詳しく見ると1G目(開始画面)が一発勝利抽選。

2~6G目までは小役による抽選になっています。

メインとなる小役当選は5回チャンスが有ることになりますが、当然、最も頻度が高いのは「ハズレ/ベル」であります。

たった5Gしかないんでレア小役なんぞ滅多に引けないですし、なんならリプレイすら成立せずにスンと終了するのが見えてるので、もうこの「ハズレ/ベル」でどんだけ相手をボコすかが大切。

撃破率はレベルによって上昇しますが、最低でも7%はもらえます

平均してだいたい12パーとかそんなもんだと思われ。

リプレイすら引けなくても12%の抽選を5回受けれると思うとまあ何とかなりそう。

もちろん一発勝利抽選やらもあるんで実際には各激闘の突破率はもうちょっと高いッスが、これを「3回クリアせよ」となると途端に難しく感じたものでした。

実際には別ルートでのATもあるのでトータル突入率はそこまで低いわけじゃないんですが、前述の全部表示されておるのが良くない作用をもたらし、CZのハードルをクソ高く見せてたのはあると思われます。

ホスピタリティに気を使った仕組みとも言えますが、とりあえずなんでもかんでも見える化すれば良いよねってワケじゃないんだなと、学びがある台でもありました。

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