今回も基礎知識編! 意外と見逃しがちながらレースを大きく左右する大事な要素2つを解説!!【GⅠシルクカップへの道】

自然の要素もレースに影響! 「温度」と「天気」はチェック必須!!

ナビゲーターを務めるのは…パチマガスロマガの車券師・jin!!!

9月末に浜松で行われた特別G1プレミアムカップは伊勢崎の青山周平選手の優勝で幕を閉じました。「オートで遊ぼう!!」や普段からオートレースを観戦する人からしたら馴染みの選手ですね。常に全国ランクで1.2位を争っている選手の1人で、スタートの速さから捌き、雨での走りまで完璧にこなすレーサーです。

僕はデビュー当時から見ていますが、新人2級車時代からとてつもないスピードで1着を量産していた印象で、あれよあれよと全国トップクラスへと歩みを進めました。

2022年下半期は鈴木圭一郎選手にS1の座を譲りはしたものの、伊勢崎のG1ムーンライトではスーパーハンデから優勝の快挙も成し遂げています。もちろん、来年1月のG1シルクカップでも優勝候補として参戦することになりますし、オートレース業界を牽引する1人として今後も活躍すること間違いないでしょう。

さて、今回の勉強テーマですが試走タイムの他に予想をする上で大切なことを走路温度、天候などについてやっていきましょう。

【走路温度とは】

夏場の走路は時間帯によって走路温度が大きく変化します。例えばナイター開催の場合、1Rが行われるのが15時くらいで12Rの時間帯は20時半くらいになります。

気温が30℃を超える晴れの日だと日中の走路温度は60℃以上になることもあり、夜の時間帯に近づくに連れて走路温度は下がっていきます。

走路温度が高いと摩擦の影響でタイヤが滑りやすくなり、後ろから追う選手が不利だと言われています。走路温度が低いとしっかりスピードを活かすことが出来るので後ろの選手はその実力を遺憾なく発揮して追うことが出来るのです。

つまり夏場のレースは前逃げが決まりやすい傾向があるということです。そして夏場の走路はランクの高い選手でも苦手とする人は多く、成績を落としがちって方も少なくはないです。

個人的なイメージとしてはベテランでインコース主体の走りをする選手の方が夏場は上手く乗りこなしている印象です。後半追い込みスピード型の選手は苦手という人が多いかもしれません。

【天候とは】

基本的にオートレースは台風など異常なほどの悪天候でなければ開催される競技です。特に走ることが多いイレギュラー走路は湿走路。いわゆる雨が降っていて濡れている走路のことですね。

雨の得意不得意というのは夏場の走路以上に影響が大きく、S級クラスの選手でも雨はちょっと…なんて人も多いです。

試走タイムも予想をする上で役に立たないことも多く、基本的には雨の日は過去の湿走路の連対率を参考に予想をします。今回は冒頭で触れた青山周平選手の湿走路成績を見てみましょう。

※データ写真はGambooより流用

どこの場でもしっかりと勝ち切るレースが目立ち、3連対率は流石の数字です。晴れの良走路では単勝率もトータルで見て70%に近い数値で1着を取っています。

それと比べ濡走路では成績を落としていると考えると、雨では前から走る選手が逃げ切ってしまうことが多いと推測できます。

特に伊勢崎の走路は一本道と言われており、インコース以外の道は使えないことが多め。即ち、インコースが大渋滞していることが殆どなので後ろから追う選手は苦戦する傾向にあります。

走路改修が行われない限りはこの傾向は変わらないので伊勢崎、浜松の雨は一本道になりやすいと覚えておくと良いでしょう。

飯塚では雨でもガンガンスピードを活かして走ることが出来るため、同じ雨でもレース場によって特徴は異なります。

ちなみに選手によっては雨で外コースしか使えない選手もいたりするので、そういった選手は伊勢崎や浜松では勝ち切ることは難しいかもしれません。

雨ではシンプルな得意不得意に加えてコース取りやレース場の特徴を優先に予想し、試走タイムは二の次と考えてOKです。

今回はここまで!!ちょっと長くなりましたが気候の変化がレースに与える影響は大きいということを頭に入れてまた次回お会いしましょう。

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