アルゼに社名を変更! 時代は大量獲得機とCT機へと移るもその人気は安定!!【PLAYBACK/メーカー史 ユニバーサル編④】

※当該記事は2015年発売の「パチスロ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。


老若男女問わず人気を博した大量獲得機を発表!!

パチスロ攻略マガジン 2015年11月号掲載記事

毎号お届けしているスロマガ創刊25周年の特別企画。今回からは、老舗パチスロメーカー5社が歩んだ歴史を順番に公開していく。

記念すべき第1社目は、誰もが知る人気メーカー「ユニバーサルエンターテインメント」(以下ユニバーサル)。今日の人気獲得に至るまでに、どのようなドラマがあったのか…各時代のヒット機種を紹介しながら、その足跡を振り返っていこう。

また、今回はこの企画に合わせてメーカーにも協力を依頼。これまで明らかになっていなかった人気機種の裏設定やボツ絵柄なども合わせて公開。最近パチスロを始めた人はもちろん、古参スロッターの方にも新たな発見や驚きがあるハズだ。

第4回の今回は4号機中期の模様をお届け! この時期の躍進ぶりに注目!!


激動のパチスロ市場に続々と新機種を発表!!

大量獲得機の金字塔「大花火」の登場

ユニバーサルがアルゼに社名を変えた1998年。パチスロを大きく変化させる出来事が起こった。それが「大量獲得機」と「CT機」の登場である。

前者はBIGの獲得枚数が一撃600枚を超えることもあり、単純にそれだけで人気が出ると誰もが予想した。しかし、蓋を開けてみればそのボーナス確率の重さがネックとなり、各社とも大きなヒット機種には恵まれなかった。

この沈黙を破ったのが「オオハナビ」である。大ヒット機種ハナビの後継機…というプレッシャーのかかる中、アルゼはこのマシンに常識を覆す仕掛けを用意したのだった。その仕掛けとは「3連ドンちゃんさえ見えれば、小役獲得だけでなく、高確率でリプレイもハズせる」というモノ。当時当たり前だった「リプレイハズシは初心者お断り」という概念を取り払い、誰にでも大量獲得やハズシの楽しさを体感できるようにしてあったのだ。とはいえ、上級者にはビタ押しで、確実にリプレイをハズせるという配慮も残したことで、オオハナビは老若男女全てのファンから圧倒的支持を得たのだった。

そしてこの頃から、多くのホールはアルゼ機種一色となる。誰が言ったかアルゼ王国という言葉と共に。

一見、初心者にも間口を広げたように思えるオオハナビだが、上級者にもビタハズシで確実にリプレイをハズせるという仕掛けを残してあった。ファン心理を読んだ仕掛けである。

BIGの1/2でCTに突入。CT→BIG→CT…のループは、低設定でも一撃大量獲得の夢が持てた。また、CT中は大きく目立つデカチリ絵柄を狙うだけで、簡単に15枚役が獲得できたのもヒットの要因の1つと言えるだろう。

【ビーマックス】 アルゼ初の大量獲得機
名機クランキーコンドルの出目法則を継承した正統派リーチ目マシン。5号機でもリメイクされるほど、マニアの多かった機種でもある。こちらはリプレイハズシにビタ押しが必要な上級者向けのマシンだった。

【ワードオブライツ】 アステカに続くCT機
アステカと同スペックのCTを搭載したマシン。ただし、アステカよりもBIGの獲得枚数を抑え、その分BIG確率を大幅に高めている。これによってアステカ以上に鋭い連チャンを可能にしていた。

【デルソル2】 CT+大量獲得を実現!
ノーマル・チャレンジと言う2種類のBIGを搭載。ノーマルは約270枚獲得のみだが、チャレンジは約400枚の獲得+CT(スペックはアステカ同様)に突入。つまりチャレンジBIGは一撃600枚もの大量獲得が可能だった。

【ドンチャン2】 ドンちゃんシリーズ初の液晶搭載機
ハナビ・オオハナビに続くドンちゃんシリーズ第3弾。オーソドックスなノーマル機だったが、BIG中にビタ押しすると、チェリーと10枚役を複合で獲得できることが話題に。現在も人気の緑ドン&ビリーは本作から登場。

※当該記事は2015年発売の「パチスロ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。


今回はここまで! 次回(5月14日更新予定)は圧倒的な王国と思われていた時代に突如暗雲が!? お楽しみに!!

アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヵ月
  • 総合