【スロプロへの道】負け組からの脱却【第6回・北斗の拳編#4】

仙台で高設定確定台を奪取せよ

〇パチスロ攻略マガジンドラゴン2019年4月号より転載

パチスロで貯金のすべてを失ったけれど、パチ屋でバイトをすることで生きながらえることが出来たヘミニク少年。

困窮した生活は徐々に潤いを取り戻し、数ヶ月後には十万円ちょっとの現金を手にするまで持ち直していた。

パチスロを打って負けていた時間をバイトにあてることで、必然的にお金が貯まるようになっていたのだ。

そして始まる十代最後の夏休み。

この金で夏を満喫してやるぞと、ヘミニク少年は意気込んでいた。

地元に帰省すると早速旧友であるニート大西とお兄佐々木の元に向った。

金はある、さあどうやって夏を楽しもうか!?

ニート&お兄 「よし、それじゃあパチスロで増やすべ」

そうなのだ。コイツらと遊ぶとなったら、やっぱりパチスロしかないのだ。

いや、もしかしたら、ヘミニク少年も心のどこかで思う存分パチスロを打ちたいという欲求があったのかもしれない。

彼らに身を任せれば、勝負の場に連れて行って貰えると思ったのだろう。

ニート大西の 「今は仙台が喰える」 という言葉に乗って、男三人・夏の仙台パチスロ旅打ちが始まった。

向かった先は仙台にある某店。

当時仙台に住んでいたニート大西の話によると、このホールは連日アツいイベントを開催しているらしい。

北斗の拳に設定5・6がガンガン投入されていて、それを金&銀札で示唆しているというのだ。

札台に座れればペイアウト112%以上が確定するという、今では考えられない状況なのである。

ホールに付いたのは昼過ぎ頃だっただろうか。

店内はまばらに人がいる程度で、とても繁盛店のようには思えない。

だが、よくよく見てみると北斗の拳の数台には金・銀札が刺さっており、その台だけ客が付いているという状況だった。

ニート大西の情報は間違ってはいなかったのである。

これが高設定の力

ならば俺も札台に座ろうかと思ったが、残念ながら札台は満員御礼。

そこでヘミニク少年たちは、札の付いていない北斗を打ちながら、札台が空くのを待つことにした。

当時の彼らは「見」というスキルを持ち合わせていなかった。

数万円を溶かした夕方過ぎだっただろうか。

北斗を打っていた二人組が、おもむろに話しかけて来た。

二人組「俺らヤメるけど打つ?」

はっと上を見上げると、そこには銀色の札が燦然と輝いていた。

ニート「いいなあ!」

お兄「俺も打ちてえ!」

嗅ぎつけた旧友が駆けよって来る。

馬鹿野郎、この台は俺のモンだ。

こんなところまで連れてこられて、いったいいくら負けたと思っていやがる。

俺はこの銀色の札台で負債を取り返すんだ。

意気揚々と打ち始めるヘミニク少年、そして銀色の台はそんな彼の期待に応えてくれた。

今まで感じたことのないレア小役の落ち、初当りの強さ、あっという間に積み上げられる5000枚近くのドル箱。

これが高設定の力か…! 

ヘミニク少年が高設定の確信を持ってパチスロを打ち、高設定の無敵感を体感出来た初めての瞬間だった。
 

設定5で見事逆転勝利を納めたヘミニク少年。

そんな彼に旧友はこう言った。

ニート「よし、明日が本番だ。朝イチから行くべ」

なるほど、朝イチから行って札台を狙うってことだな。

札台を朝から打てれば負ける気はしない、望むところだと返答したが、返って来たのは思いもよらぬ言葉だった。

2人「俺ら負けて金無くなっちまった。明日はバイトで雇ってくれ」

なんということだ。

コイツらは明日も打つということが分かっていながら、全財産突っ込んだというのか。

俺が出していなかったらどうするつもりだったのか。

帰りの交通費は、今日の晩飯はどうするのか。

俺に奢れってことなのか。

パンパンに膨らんだヘミニク少年の財布、それに目を輝かせる二匹のハイエナ。

様々な思いが錯綜する中、仙台パチスロ旅打ちは続く。

青春をささげた1台

パチスロ北斗の拳

ペイアウトは設定5で112%、設定6で123%(シミュレート値)。

現行機と比較すると十分甘いが、当時はこれ以上の機種がゴロゴロしていたため、ハイスペックというくくりではなかった。

一撃性能もそれほど高くなく、爆裂機という訳でもないが、誰にでもわかりやすいゲーム性で人気となった。

過去の自分へ

札の付いていない台でも高設定の可能性があるかもしれないと言って打つのは、気になる女子にひたすらお付き合いを申し込むようなものだ。

少しは節度を保ってパチスロを打とう。






(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983 版権許諾証SAB-302,

 

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