【追悼・沢村忠さん】今こそCRキックの鬼を全力解説する【PLAYBACKパチマガ@2005】

パチンコ的観点からキックの鬼を偲ぶ

まずは、こちらを御覧下さい。

CRキックの鬼デモ画面
「CRキックの鬼」デモ画面アニメーション

CRキックの鬼。TAKAOから2005年に登場しました。

本機のタイアップ元となったコンテンツ「キックの鬼」は、現役成績241戦232勝(228KO)5敗4分という驚異的な記録から、“キックの鬼”という異名を持つ日本のキックボクサー「沢村忠さん」をモチーフとしていました。

この沢村さんが、令和3年3月26日に他界されたとの報道がありました。享年78歳とのこと。

沢村さんのご冥福をお祈りいたします。

「キックの鬼」こと沢村忠さん
「キックの鬼」こと沢村忠さん

「突当」という謎概念を生み出した時代の徒花

CRキックの鬼FK(TAKAO/2005年)
CRキックの鬼FK(TAKAO/2005年)

この台には特筆すべき新機能がありました。

 

それが「突当(とつあた)」

 

本機は、当時としてはまだ珍しかった、ヘソ・電チューで別の保留となる「8個保留」タイプ(※入賞順消化)だったのですが、電チュー保留の抽選が液晶内ではなく、アタッカー右の7セグで、しかも、0.65秒という超・超高速消化で行われていたため、

 

CRキックの鬼 バラケ目

バラケ目で図柄が停止した1秒後に、突然、沢村さんが、、、

CRキックの鬼 大当り

紙吹雪舞う中、「大当り」とガッツポーズを決める……っ!!

 

これが「突当(とつあた)」です。

 

頭も気持ちも整理ができないまま大当りが始まるので、当時から頭オカ……さすがTAKAOの台はクセが強いと編集部をざわつかせました。

 

しかし、この画期的新機能も、どうやら未来を向きすぎていた(←)のか、なかなか評価されないままに、早々ホールから姿を消したのでした。

当時の誌面ではこんな感じ

パチンコ攻略マガジン(2004年11月24日発売号)
パチンコ攻略マガジン(2004年11月24日発売号)

白黒ページですねぇ。

出玉多め、ST突入率100%で、安定しそうな甘デジ。今なら好んで打ちたくなる人も多いかもしれません。

最後に演出を振り返ります

編集部のデータアーカイブスに残っていた画像から、最後に数点、ご紹介しましょう。

キックの鬼 沢村忠
カットイン実写予告1
キックの鬼 沢村忠
カットイン実写予告2
キックの鬼 沢村忠
カットイン実写予告3
CRキックの鬼 蝶群
蝶群
CRキックの鬼 VSスカーキルニット
VSスカーキルニット
CRキックの鬼 真空飛び膝蹴り
真空飛び膝蹴り
キックの鬼 沢村忠

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