【スロプロへの道】負け組からの脱却【第16回・怒涛の剣編】

彼女と遊ぶどころの騒ぎじゃない

〇パチスロ攻略マガジン2020年2月号より転載

スロマガはパチスロ攻略誌である。

そんな由緒ある雑誌で、自分の過去の恋バナを語るのはいかがなものかと思うけれど、これなくして自分がパチスロで勝てるようになった経緯は語れないので、もう少々お付き合い下さい。

前号までのあらすじ。埼玉から女の子がやってきた!

さてどうしたものか。

どうやらこの子は当時付き合っていた男と別れてまで、自分が住む静岡まで来てくれたらしい。

そこまでされちゃ、こちらもそれ相応の誠意を見せねばなるまい。

ということで、この子とお付き合いすることになった。

むしろこちらから土下座してお願いしたほど、自分にはもったいない良い子であった。

問題があるとすれば、埼玉と静岡の遠距離であったことだ。

会うだけでもお金がいるので、万年金欠病だった自分にはなかなか苦しいものがあった。

それにもうそろそろ車の車検も近い。

なんとかしてまとまった金を作らねば…。

その思考の行き着く先は、やはり「パチスロで何とかするか」になるのである。

 

土曜日、いつものパチ屋へ向かい、当時新台だったエヴァ約束の時に着席。

小役もしっかりカウントしながら打ち続けた結果、夕方過ぎには4万5000円負けていた。

やばい、マジでやばい。

車検代にまで手を付けてしまった。

これじゃ彼女と遊ぶどころの騒ぎじゃない。

なんとかして取り返さなければ…。

何千回と繰り返してきた思考だが、今回ばかりは本当にマズいと思った。

だって、これはもはや自分1人の問題ではないのだから。

コンビニで見たひとつの雑誌

その日の帰り道、コンビニに寄ってパチスロ雑誌を虚ろな目でパラパラとめくる。

するとそのとき 「ホール情報誌」 なるものが目に止まった。

なんだこれ…?

取材店…?

高設定公約…?

ハッ、世の中にそんな上手い話がある訳ないわな。

だがこの時のヘミニクは藁にもすがりたい状況であった。

翌日曜日、半ば騙された気持ちでホール情報誌に載っていたホールへ足を運んでみることにした。

並びはわずか10人程度。

それでもお得意のエヴァ約束は取られてしまったので、新台の「怒濤の剣」という台を打ってみることにした。

この台は設定推測など出来たものではないのだが、店内で一番目立つ位置にあったので思わずスルリと着席してしまったのだ。

そして夕方を過ぎる頃には…なんと5000枚もの出玉を獲得していた。

なんだこれ…もしかして本当に高設定なのか?

あのホール情報誌に書かれていることはもしかして真実なのか?

ということは、あの本に書かれている店に行けば勝てるんじゃないのか?

そのことに気付いた瞬間、ヘミニクの中に「ホールを選ぶための根拠」という概念が生まれた。

齢22歳、ヘミニク覚醒の時である。

これ以降、仕事が終わったら情報誌に載っているホールに片っ端から足を運び、状況をチェックする日々が続いた。

日を跨ぐ頃に帰宅して、朝は会社へ出社。

そして終業後は車を走らせて再びパチ屋をはしご。

疲れはしたが苦ではなかった。

むしろアドレナリン全開だった。

今まではどうすればパチスロで勝てるのか全く分からなかったけれど、初めて勝つための糸口を掴むことが出来たのだから。

手応えがある…!

このやり方なら勝てる!  

ついにパチスロの勝ち方が分かり始めて熱中していく中で、ヘミニクは大事なことを忘れていた。

そう、彼女だ。

元々は彼女と遊ぶための金を工面するためのもののハズが、気が付けばパチスロしか見えていなかった。

勝てるようになり始めたパチスロが、あまりにも楽しすぎたのだ。

そして訪れるどちらかを選ばねばならない時、僕はパチスロを選んだ。

最低なクズ野郎である。

だが、そのことがさらにパチスロへ没頭するブーストとなった。

あの子を捨ててまでパチスロを選んだのだから、必ず勝てるようになってやる、全身全霊パチスロに注ぎ込んでやる。

勝つための情報と、打てる時間と、パチスロに対する熱量。

これこそが、負け組から脱却するための重要なファクターであったのだ。

今回の格言
人として終わった…
しかし勝ち組への道はそこから始まった

青春をささげた1台

怒濤の剣(ミズホ)

2008年9月導入。

打ったのはこの時限りだが、この台のお陰で勝ち組への道が開けたと言っても過言ではない。

もしもあの時負けていたら、ホール情報誌というものを信用することもなく、未だに静岡でひっそりと暮らしていたかもしれない。

ちなみに本機のART継続率は最大で99%。

1セット47Gなので、平均4700G継続するというぶっ壊れ仕様であった。

過去の自分へ

パチスロを選んでも、彼女を選んでも、多分どっちも間違いではない。

なぜならパチスロを選んだ先の未来は、スロマガという攻略誌でライターにまでなることが出来るのだから。

ただしまだ通過点、本当に正解かは更に未来の自分にしか分からない。

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