正体を隠すための「全力ダッシュ」【パチンコ ホールでの珍事】

正体を隠すための「全力ダッシュ」【パチンコ ホールでの珍事】

パチンコを長いこと打っていれば、大ハマリや大連チャンはもちろんのこと、普通に生活していたらなかなかお目にかかれない「人」との遭遇まで……。本当に不思議なことが起こるもの。

ましてや、人より長くホールに滞在することが多い「パチンコライター」はそんな場面を一度や二度は見ているハズ。

そこで、ホールで「こんな珍しい場面に出くわすこともある」ということをお伝えしていこうというのがこの『パチンコ ホールで遭遇した珍事』!

ちなみに……今回明かす珍事はあくまで各ライター陣が体験した出来事。編集部とは一切関係ありませんのであしからず。

……要は、昔の思い出話なので「編集部に何か言われても今更何かできるワケがない……」ってことです。どんなことでも、時が過ぎれば語れる思い出!

昔の店主は営業時間中に何往復も走るのも仕事だった!?

▲ライター『虚心坦懐』が体験した珍事・第2弾▲

今回、お話しするのは、1992年頃のお話。

当時は今と違ってP-WORLDなどない時代。攻略ネタを使うためには、自分の足でホールを周り台探しするのが当たり前の時代であった。

この頃、「ブラボーキングダム(平和)」の攻略が盛んであったが、虚心は似たような攻略法を使える「パーラーキング(西陣)」をあちこちで探し回っていた。

その中のホールの1つに、設置台数10台ほどで自宅と店舗が一体の小規模ホールがあった。設置はほとんどがハネモノで、その中の1台に「カバ丸くんP-3(西陣)」という回転体狙いの効く機種が設置されていた。そこで、交換率を調べる意味でも打っていくことに。

このホールは非常に古い設備で、台の横にサンドなどは無くカウンターで玉を借りるスタイルであった。そんなカウンターに行くと、そこからは今では全く見られない光景……。

カウンターの奥が居間になっていて、テレビを見ているご主人の姿が(笑)。さらに驚くことに、打ち出して当たると今度は店主の奥さんが台の裏から玉補給! ……と、これまためったに見たことのできない光景の連続であった(汗)。

そうこうしているうちに出玉は4000個に到達し、打ち止めとなった。

AKBスパーク
▲『CR寺内貫太郎一家』より。こんなイメージ?(担当編集)▲

誰も知らない♫ 知られちゃいけな~い♪ 古物商が誰なのか~♬

その後、昔はわかりづらい場所が多かった古物商の場所を聞くと、店主の奥さんがカウンターで、わかりやすく地図まで書いてくれた。そして、特殊景品となる何十本もある歯ブラシを渡してもらった。それと同時に、店主の奥さんが手際よく運動靴に履き替えている姿が不思議に思えた。

そして私が店を出ようとすると、目の前を奥さんがエイトマンばりの猛ダッシュで追い抜いていった……。虚心がようやく民家の庭先にあった古物商の小屋に到着し、景品を窓口にいれるとほぼ同時に大きく息を荒げた中の人が、一万円を出してきた。

「これは、間違いなく店主の奥さん(笑)!」

自分で渡した景品なのだから、数えなくてもわかるのだろうし……。どうせくるなら地図書かなくても、案内してくれれば良いのに……とも思ったが、多分真面目な店主さんで、しっかり三店方式を遵守するため、店主の奥さんと古物商の奥さんが同一人物とバレないためのダッシュだったのだろうと虚心は解釈した。

▲最近だと全力ダッシュと聞くと……このシーンしか浮かばないw(by担当編集)▲

そして虚心が帰ろうとすると店主の奥さんがまたも虚心を追い越し、今度は店の方に向かって009のジョーばりの速さで走り去っていったのだった(笑)。

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