【喰うならやらねば】ビタ押し駆使して万枚未遂!?『バンバン』当時の状況を語る【SIDE-B 第23回】

【喰うならやらねば】ビタ押し駆使して万枚未遂!?『バンバン』当時の状況を語る【SIDE-B 第23回】

(前編からの続き)
▶前編の模様はコチラ◀

7枚交換のホールに移動が大成功!! 獲得コイン8838枚!

■11月12日(金)■

さてさて、早々とJ店に見切りをつけた自分は、今日打つべきホールを決めかねていました。

有望なホールは2軒あって、共にバンバンが設置されて3日目の0店と7枚交換のU店。とりあえず自分は換金率が良いほうの0店に向かう事にしました。

電車を乗り継ぎO店に到着。時間は9時30分。並びの客がまばらな状況にひと安心するも、なーんか様子がおかしい。バンバンと共に大幅な新装入れ替えしたハズなのに並んでいる人が少なすぎ!

知り合いが昨日の電話で「10時開店」と言っていたし、入り口近辺には今日の開店時間とかも記されてないのでダイジョーブとは思うのですが、開店時間が近づくにつれても一向に並び客のテンションが高くならないのです。…ほら、こういう時って周りがソワソワしはじめない? そういう空気が感じられないのです。

恐る恐る一つ前に並んでいたあんちゃんに「10時開店ですよねぇ」と聞くと、「イエ、12時開店ですよ」との答え。

ああぁ、やっぱり。ついでに昨日のバンバンの状況を聞くとイマイチとの事だったので、自分は駆け足で駅へと逆戻りし、U店に向かう事にするのでした。

幸いU店は2駅隣。ナイスタイミングで電車がホームに来た事もあり、U店が視界に見えた時にはちょうど客を入店させ始めている所でした。自分も最後尾にピタッと張り付き入店。

学生さんらしき人達が20人ほど並んでいたので台が取れるか不安でしたが、その多くがアステカに。うーん、相も変わらず人気ありますねぇ…。

自分はのんびりとデータを見ながら(このホールは2日分のBIG回数を表示)台選択。左角台で勝負する事にしました。

いつものようにバンバン落としをする事6000円目。「13枚役・ベル・13枚役」の小役orボーナスの形で上段13枚役テンパイ。これは2確っ!

…どうでも良いけど、この形からの中リールの挙動は絶品です! ズバッと2確で止まったり、13枚役がいかにも「揃いますよ」とスベってきても右リールでハズれたり、さらにはベルテンパイで諦めてたら右でハズれたりと、いつでもドキドキできますよ。

これがBIG。消化後もリール制御を満喫していると、台のほうも良い感じで引いてくれます。ポコポコッと引いて一気にドル箱に半分のコイン。昨日のJ店とは違い、周りの台もかなり良い状況でボーナスを引けているのが期待できる所。

深いハマリもなく、調子良くドル箱のコインを増やしていると、1回目のBIGでちょっとした出来事が起こりました。

BIG中最終プレイで、持ち越したJACINを使おうと1枚掛けで消化すると…なんと13枚役が揃ってしまいパンク! 一瞬、動きが止まってしまいましたよ。BIG中に、1枚掛けで13枚役が揃う確率って一体どんなもんなのでしょうか?

そんな珍しい現象に出会うのと同じく、今日の自分は珍しくハマらない。と言うか、バンバンのシマ自体がかなり甘い状況です。しかし、これは理解できなくありません。周りを見ると7枚交換なのに客が粘らない粘らない。

さらに打ち手がバンバンのゲーム性を理解していない。打ち出してから3時間ほどで1箱を満タン、さらにそのペースは衰える事を知りません。REGも良い感じで絡めつつ、確実にコインは増えるペース。自分の台の状況と周りの状況を含めると、間違いなく高設定でしょう。

そうと分かれば回すのみ。この機種はBIG中に時間が掛かってしまうので、それを補うためにもいつも以上にプレイ数をこなす事に専念しました。

その努力が実るかの様にドル箱が1箱、2箱と順調に増えて行き閉店っ!

手元に残ったコインは、かなり大きめのドル箱3箱と半分のコイン。一体何枚あるのでしょう。ジェットカウンターの数字に目を光らせると出てきた数字は9838枚! 投資が6000円なので13万4500円のプラスっ! 嬉しいっ!

最初のO店が12時開店だと知った時にはめちゃくちゃ動揺しましたが、すぐさまU店に移動した事が功を奏し結果的には大勝利。

こういう立ち回りがうまくいくとホントに嬉しいよ。0店に並んでいた時に正確な開店時間を教えてくれたあんちゃんが話しかけてきたので(どうやら朝の時点で「しのけん」と気づいていたらしい)御礼に夕飯を奢る事に。

ラーメン屋に入り、ラーメンプラスちょっと豪華にチャーハンも頼み、それを平らげホクホク顔で電車に乗り込むのでした。良しっ!

(2000年パチスロ攻略マガジン1月号より)

担当(以下・担)『ハイ、1999年11月11日(木)と11月12日(金)の2日連続、当時の「バンバン」での稼働日記をお届けしました』

しのけん(以下・し)『これ2日目の日記が大勝ちしているからインパクトあるけれど、初日もなかなか価値あるデータでさ』

『と言いますと!?』

『REG確率はちょうど設定3くらいなんだけど、BIG確率は設定1を結構下回っているんだよね。にも関わらず、差枚で575枚プラス。バンバンの甘さを如実に表しているデータなのかなと』

『なるほど』

『導入当初は当然JACINフラグ持ち越しを理解出来ていない打ち手も多かったし、BIG中のビタ押し自体がそれなりに難易度高かったから、この機種のスペックをフルに出せる人は皆無。そんな訳でホール設置からしばらくは中間~高設定が現実的に存在していた』

『設定6でBIG確率が1/240。設定5でも1/277。コレでBIG1回500枚近く取れちゃうんだから…甘いですよねぇ』

『このバンバンが導入された頃と時を同じく、かの「大花火」も導入されてさ。当然一般的なスロッターは大花火の方に注目していた事もあって、ライバルも少ない中で立ち回れたのも大きいかな』

『日記1日目は僅かなプラスでしたが、2日目が9838枚獲得。特殊な機能を有しているとは言えノーマルタイプ。そのノーマルタイプでこのような獲得枚数を叩きだせるのは、さすがバンバンと言ったところですかね』

『万枚近く獲得しても、7枚交換ホールだったから収支的には13万ちょいプラスという(笑)』

『確かに現代の等価寄りと言える交換率に慣れてしまうと、この換金ギャップは痛いですね』

『当時7枚交換ホールはまだまだ多く存在していたし、設定状況的には等価ホールより優位だったから、交換率を意識するより、なにより高設定をツモれる事最優先に当時は動いてた』

『交換率が良くても低設定でコインを交換出来なかったら意味ないですからね』

(後編に続く)

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