-1995年に連載スタートした稼働日記"喰うならやらねば！"の過去連載を振り返る『喰うならやらねばSIDE-B』。

今回は『闘神雷電花田勝』編。元横綱・三代目若乃花こと花田勝タイアップ機。内部RTを利用した独自のゲーム性を搭載する本機でしのけんはどのように立ち回っていたのか!?

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担当(以下・担)『今回の喰うやらSIDE-Bで振り返るのは、「闘神雷電花田勝」です』

しのけん(以下・し)『懐かしい！　大好きだった！』

担『パッと見は、ツインBIGシステムを搭載したただのノーマルタイプなのですが、実は内部RTを使って意図的に出玉の波を作っていたマシンですね』

担『この闘神雷電結構打っていたとお話を聞いた事あります』

し『うん。ゲーム性も然ることながら演出がシュールでそこが好き。この台がキッカケで花田勝本人に興味持っちゃったもん(笑)』

担『この頃のアルゼ(※現ユニバ。そして本機の販売はエレコ)のこの筐体は、他にもボブサップやら当時盛り上がっていた方とタイアップしていましたね～』

し『この筐体の台は花火百景の次に闘神雷電を打っていたと思う』

担『そんな闘神雷電での稼働日記は2本。2005年4月と7月の日記をご覧下さい！』

【2005年4月●日】

ここ数日はポカポカ陽気が続いていたのに、今日は小雨の降る肌寒い朝。

眠い目を擦りつつ、家を出たのが8時30分。途中、ワケもなく伸びきった髪の毛に強烈な寝グセを見つけ、わたわたと帽子を取りに戻るも、目的のホールP店に到着したのは予定通りの10時ちょい前となりました。

このP店は、定期的に大きなイベントを行うホール。その際かなりの人数が早朝から並ぶのですが、通常営業下では稼働が3割程度。

このようなホールは、イベントの割を喰って通常営業では期待できないのがありがちなパターンですが、P店は通常営業下でも特定の条件を満たすと立ち回りやすい特徴があるので、その条件を満たした時は通うようにしているのです。

ちなみに前日は、各機種設定6投入系イベント。しかしながら明確な告知がないために、6が確定しないまま閉店を迎える機種も存在します。……特定の条件とはまさにそれ。ブン回されずに終わった6を翌日に据え置くことが多いのです。

昨日の自分は、パチスロだよ黄門ちゃま、「闘神雷電花田勝」と渡り歩くもつかめず撤収。夜再びP店を覗くと、本来各機種に1人はブン回しモードに入っているハズなのに、闘神雷電にそのような人が見当たらない状況でした。

いや、実際は2箱目のドル箱を膝の上に置いて、疑心暗鬼プレイ中な人が1人存在してはいました。しかしその台のREG出現率の低さから6ではないと感じた自分は、空き台の履歴から、初当りBIGが800プレイ、その後REGを4回引いたあと、BIG間600プレイで稼働が止まった台を見つけたのです。

そして本日、開店と同時に狙い台をおさえ勝負開始です。初当りはジャスト1万円の297プレイでノーマルBIG。

雷電タイムはスルーするも、追加1000円で横綱BIGを引くと、以後とめどなくREGが放出されだしました。その状態は半日ほど続き、そのREG確率は約270分の1！　総合的に考えると……う～ん、6である可能性は高いですな。

時間は16時ちょい過ぎ。REG出現率から6である可能性は信じて疑わないながら、いまだにドル箱に手を伸ばせないでいる自分。

何故ならREGは引けどもBIGは引けず。BIG確率は設定1のそれに近い値で、800枚程度のコインを行ったりきたり…なのです。

疑わないとか言いつつも、この立ち回りで最近2回スカっているのも事実。こういう時に限って、思わせぶりな挙動から高設定を否定された今までの記憶が頭に浮かんでしまうもの。

そんな気持ちを払いのけ、飲まれるまでは気持ちを無にして回そうと覚悟を決めるのでありました。

状況が変わってきたのは18時頃。雷電タイム99プレイ目にBIGという気持ち良い展開を味わうと、以後もコンスタントにBIGを放出。

1度ドル箱に触れてからは、下皿のコインが飲まれる心配が無用なほど、1箱、2箱とドル箱を積み重ねての閉店となりました。

結果4836枚のコインを獲得。帰宅後データをまとめると、雷電タイム中のBIG確率が約337分の1という、低設定台を打っていたら間違いなく玉砕していたであろう展開でした。良しっ！

(中編に続く)