第42回 かつて実在した攻略法シリーズ28 コアな目押しで複合12枚抜き攻略!! 設定1でも期待日当3000枚超え!? ~「コア」~

第42回 かつて実在した攻略法シリーズ28 コアな目押しで複合12枚抜き攻略!! 設定1でも期待日当3000枚超え!? ~「コア」~

はじめに

今回は、1999年頃のお話。

パチンコは遂に5回リミッターが撤廃され、その第一弾として「CRフィーバーゼウスSX(SANKYO)」が登場し、パチンコ人気復活への第一歩を踏み出した。そして、その「CRフィーバーゼウスSX」と「CRフィーバーコンバット」や、ニューギンの「ゴジラシリーズ」と「CRなにわのシンデレラ」、大一の「いれてなんぼシリーズ」と「CR南極カントリー俱楽部」のように、内部仕様は同じなのに液晶演出だけを変えた表示替え機種も多く登場した。

一方パチスロは、大量獲得タイプが「大花火(アルゼ)」を筆頭に大ヒット!「エルビス(IGT)」「ビンビンカミサマ(Sammy)「ジロキチ(アルゼ)」なども人気となった。従来のA-400タイプも人気で、ブラックリールが特徴的だった「アレックス(アルゼ)」やテトラリールでの演出が面白かった「コングダム(山佐)」などもヒットした。虚心的には破天荒な「ユニコーンS(マツヤ商会)」「風神雷神(マックスアライド)」の方が、香ばしかったが…(笑)。

そんな中、内規変更により複合役がOKとなり、技術介入で複合役を獲得するゲーム性の「ダイナマイト(IGT)」なども登場した。そして、今回紹介する「コア(岡崎産業)」も、意図せずこの複合役で攻略されることとなった。

「コア」とは…

岡崎産業から登場したBIGとREGのみ搭載したAタイプパチスロ。設定1~6でBIG確率は1/303.4~1/240.94。REG確率は設定1~5が1/655.36、設定6のみ優遇され1/431.16。機械割はリプレイハズシ使用で96.7%~108.28%と、当時としては然程、美味しいスペックとは言えなかった。

コア(岡崎産業/1999年)
コア(岡崎産業/1999年)

攻略法の内容

いわゆる完全小役抜きを通常時とBIG中に行うことで、設定1でも機械割を112.98%にすることが可能になった。

 

《通常時》

①6枚役(レモン、プラム)成立時→12枚役にして複合抜きする。

②2枚チェリー成立時→4枚役(角チェリー)で獲得する。

③10枚役or15枚役スイカ成立時→15枚役で獲得する。

《通常時手順》

45G/千円

 

【12枚複合抜き】

①右リール枠下に7を狙う。

②右リール中下段に「レモン・プラム」停止時は、左下段or枠下に7上のチェリーを狙う。

③レモンとプラムがダブルテンパイしたら、中リールの上・中段に下がリプレイの7を狙う。

④12枚複合抜き成功!

 

【角チェリー4枚抜き】

①右リール枠下に7以外が停止。

②左リール下段にチェリーをビタ押し。

③4枚チェリーで獲得成功!

 

【スイカ15枚役抜き】

予告音「ボボボン」時、10枚役も15枚役も同一フラグのため、「スイカ・スイカ・BAR」の15枚役の方で獲得。

 


 

《BIG中手順》

440枚以上獲得可能

 

【12枚複合抜き手順】

①中リールに下がリプレイの7を下段ビタで狙う。

②赤7下段停止時、左リール上段に上がチェリーの7をビタ押し。

③レモン・プラムのダブルテンパイ時、右リール枠内に7を目押し。

④12枚複合抜き成功!

 

【スイカ15枚抜き】

①中リール下段に下がリプレイの7をビタで狙う。

②上下段にスイカが停止した場合のみ、右リールにBARをフォロー。

 

【リプレイハズシ】

上段受け=3コマ余裕

中段受け=2コマ余裕

(※リプレイとレモンのWテンパイ→13コマ余裕)

攻略法の出所は?

小役抜き攻略は、「ビッグバン(日活興業)」(→リンク)や「ペガサス412(パル工業)」(→リンク)の頃から存在した、いわば王道攻略法

内規変更で複合役が可能になったとなれば、当時の攻略プロからすれば、リール配列とリール制御をチェックするのは、毎日食事をするのと同じくらい当たり前の行為であった。

そのため、導入数日後には仲間内の誰もが使うことになっていった

都内発の注意喚起で「変則打ち禁止」の貼り紙が…

当時、「CR海底天国(タイヨーエレック)」(→リンク)の攻略法をしていたが、回転率もイマイチだったため現場を「コア」に変更。設置こそ多くなかったが、あまり人気がなかった上、元々の機械割自体も然程高くなかったこともあり、台数を導入していたホールでは設定状況も良かった。さらに、設定6の判別も可能であったため、機械割130%近い台にお世話になったこともしばしば。

導入から1ヶ月ほどは、この攻略法は広く知られていなかったため、「コア」だけに朝からコアなファンが打ちに来ている程度にしか思われていなかった(笑)。そして、夏を過ごし、肌寒くなってきた頃、突然コアのシマに「変則打ち禁止」の貼り紙が…。都内でこの攻略法が活発になってきたことが原因であったとか…。こうして、虚心の1999のコアな夏は終わりを告げた。

出目も演出も音楽も結構気に入っていた機種で、虚心は好き過ぎて今でもリプレイ図柄が描けるほど…(笑)。数ヶ月もの間、攻略打ちできた機種ということもあり、思い入れも高かった。そのため、攻略ができなくなってしばらくしてから「趣味打ちでも…」と思い、良く通っていたホールに向かった。

しかし、「コア」のシマにたどり着くと、そこには愛しの「コア」の姿はなく、「おいちょかばX(山佐)」の姿が…。シマ案内の表示が一瞬、「おい!ちょっ!ばか!?(まだ設置していると思っているの???)」という店長さんのささやきに見えた気がした(笑)。

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