(前編からの続き)
▶第251回 『押忍！番長ＺＥＲＯ』しのけん流設定推測術！

しのけん(以下・し)『そうだね。このモードの部分がまず強ければ「高設定の可能性が高い」と踏んで、それが設定4か5か6の何なのかを「他の推測要素」で絞り込んでいくイメージかな』

担当(以下・担)『なるほど』

し『今回の稼働前半の挙動で言うと、「モード移行→強め」「直撃→弱い」「RB後特訓→弱い」「ゼロモ外でのボーナス振り分け→気になる挙動有り」って感触だった。後は「示唆系要素→可もなく不可もなく」か』

担『推測する上で重要度の高いモード移行が走っていたから、他の要素は突き抜けていなかったけど期待を持てたって感じですかね』

し『そうそう。これで他の要素も反応していたら「高設定の可能性が高い」というより、「設定6期待しちゃってイイ？」ってなるかな(笑)。もちろんその期待度はホール傾向にもよるけれど』

担『やはりしのけんさんの中では良いモード移行ありきでの攻め引きなんですね』

し『うん』

担『あ、そうだ。前回も紹介しましたが、しのけんさんが番長ＺＥＲＯを立ち回る上で意識している事が書かれていた、以前の当コラム「第235回・第236回」のですね』

▶第235回『押忍!番長ＺＥＲＯ』の設定推測重要度を考察！

▶第236回 開示されていない『押忍！番長ＺＥＲＯ』の推測要素を予想!?

担『第236回のほうで、「多少設定差があると予想している要素」ってのを述べていましたが、それも未だに立ち回り上で意識していますか？』

し『あーそれね。「通常モード時ボーナス当選率」に関しては意識してる。今回の稼働でもそれがあったから追えた感じだし』

担『そこに関してはどのように意識している感じですか？』

し『単純に高設定、特に設定6は「通常モード行っちゃった…けど当たってくれる」って感覚』

担『…ずいぶん抽象的ですね(笑)』

し『低設定打ってると、最初のゼロモスルーした後に通常モードを確認するとそこで当たる気がしない。で次も通常モードで当たる気がせず…ハイ天井到達って感覚』

担『それが高設定、特に設定6だと？』

し『ゼロモ抜けたらステチェン稲妻や紫オーラが出ず、更に押忍ポイントも390抜けた…けど当たってくれる。そんな感じ(笑)』

担『もちろん高設定でもスルーする事ありますよね？』

し『当然。あくまで予想だけど通常モードでのボーナス当選率は設定1～3で20%・設定4・5が35～40%、設定6で50%くらいかなと。要は低設定打っていると感じる通常モード滞在時の絶望感が高設定だと少なくて、特訓突入した際にゼロモ滞在の時と近い期待感が持てるって感覚かな』

担『なるほど』

し『ボーナス後やAT後のゼロモ確定状態を消化するのって、ゲーム数で言うと遅くとも大体180Gあたりまでが多いよね。だからそこを抜けた後に天井直行しちゃっている台より、それより手前、特に200～300Gあたりで当たってくれてる台ってのは初回ゼロモ抜けた後にまたゼロモ、もしくはチャンスモードか通常モードなのにヒットしてくれた可能性が高いって判断出来る』

担『そういう台は高設定の可能性が残されているかもですね』

し『もちろん初回ゼロモや2周期目が早いゲーム数で抜けた可能性もあるけれど。ともかく初回ゼロモに頼らずとも比較的早い当りに救われる事が高設定は多めなんだよねぇ』

担『納得です。あ、今回稼働で仮説が生まれた「7000G区間でAT完走しちゃった場合、7000G示唆恩恵はその次に訪れた終了画面に持ち越す説」はどう思っていますか？』

し『完走時は完走専用画面固定だと思うからこの説は合っていると思うんだけど、今回完走した時がゲーム数的に7000G届いていたか少しだけ微妙だから言い切れない(笑)』

担『ただ、完走した時でも確定示唆画面が出るとしたら、それってなかなかレア画面扱いになりますよね』

し『「完走しつつ更に高設定確定！」ってなドヤ画像にはなる(笑)』

担『ですね(笑)。まぁ今回完走した際に気になってもう1周したらやはり「青山モータース」画面が出て設定4以上が確定した訳ですから、信ぴょう性は高そうな説です』

し『まぁ小ネタ程度な事だけどね』

担『現在6.5号機に人気を取られている感がありますが、今後も番長ＺＥＲＯを打つ機会は多そうですかね？』

し『しばらくはあると思うよ。ゲーム性も良く出来ているし、設定推測の適度な難しさや設定に対する出玉のバランスも優れているし。6.5号機熱が少し収まったくらいにまた人気が再燃する可能性もあるんじゃないかな』

担『なるほど。ホールにとって主軸になる可能性ある機種が少しでも多いのはありがたいですねぇ』