ど～も～。“あの世に行ったら杉を植林したヤツを絶対シバく”毛玉3号で～す。花粉シーズンは終わりましたが、人の夢は!!! 終わらねェ!!!!(ドンッ!!) 今回はパチ屋と愉快な仲間達というテーマ。昔は毎日のようにホールに行ってたから色々とヤバい人たちも見たと思うんやけど、あんまり記憶に留めることが無いんよなぁ。

直近やと、P yes! 高須クリニック～超整形BLACK～を打ちながらガンガンドツいて警報音鳴らしてた人くらい。なんか感覚が麻痺してるせいか、コレもホールでは日常茶飯事なんよなぁ。そんな自分の記憶を辿ると、そういえば誰にも喋ってないエピソードがありました☆

時はまだパチンコ攻略マガジンという雑誌があった頃のお話。その日は、CR遊技性ミリオンアーサーのハイエナ企画で朝イチの潜伏確変狙いをするお仕事。内部状態看破のため、大当り時のランプパターンの採取も並行。

数台ある中で、1台だけ朝イチランプが光っている台を無事確保。貯玉で上皿を満たしてロッカーに荷物を置きに行こうとすると、一人の男が僕に話しかけてきました。年は20代前半くらいと結構若めで見た目はマイルドヤンキーっぽい細男。

細男「ソレさぁ、俺が昨日閉店まで打ってたんだけど?」

『それと俺が今から打つことに何か関係あんけ?』と言いたいところやけど、台確保したのは僕なのでここは穏便に済ませたい。モメて2人とも退場なんてなったら、朝イチから来た意味が無くなりますからね。キレたら負けよ★

博愛&無抵抗主義者である『なにわのガンジー』にチャンネルを合わせて、「はぁ……」とやや困り顔で対応。そしたら、彼が言います。

細男「この辺、地元なの?」

『この状況と地元って関係ある!?』……的を射ない会話を少し怪訝に思いつつも、否定する(そのホールは家から結構遠かった)のも面倒やったので、「ま、まぁ……」と対応。すると、

細男「●●中の××さんって知ってる? この辺じゃ有名なんだけど?」

コイツ、さっきから何の話してんの……? イマイチ会話の流れを飲み込めない僕に畳み掛けるように、

細男「ってかさ、どこ中!?」

どどどどこ中ッ!? この年でこのセリフ吐かれんのッ!? 意表を突かれた一言に思わず笑みがこぼれてしまう。想像よりも斜め上のウザ絡みに「いや、どこ中て……」と呟く僕に、

細男「どこ中!? どこの中学か訊いてんのッ!?」

どうやらコイツ、マジで言ってるみたい……。あと『地元』って、現在住んでる場所ではなく出身地ってことね。「いや、地元は大阪なんやけど……」と言うや否や、

細男「大阪ッ!? コッチの人!?」(頬に指で縦線を入れながら)

おいおいおいおいおい、勘弁してくれよッ!! なんで地元大阪のヤツ全員ヤクザやねん!! てか、大阪をなんや思てるねん!! そっちでキレそうやわ。なんか勝手にビビり始めてるし。

このタイミングで店員来たら、明らかに僕が悪者になってまうやん。「いやいや違うよ、普通の人よ?」と優しく対応……末っ子の僕に、弟に話しかけるような感じで喋らせんなッ!!

その後、完全に丸くなった彼と2～3回会話のラリーが続いた(内容は忘れた)ものの、さすがにこっちも付き合いきれないので彼の会話を遮るように「もういいかな?」と言い残して、荷物を置きにロッカーへ。戻ってくると彼の姿はなく、僕はデータ取りに勤しみましたとさ☆

冒頭でこのエピソードを誰にも喋ってないと説明した理由が分かりましたか? こんなん喋ってみ? 絶対、陰で「毛玉、とうとう嘘吐くようになったで」とか言われるやろ? 嘘吐くんやったらもっと面白くするわッ!!

なんやねん、どこ中て!? 今時、漫画でも出てけーへんぞ、こんなキャラ。ま、大事にならなかったのは幸いでしたが……。

今回のケースで僕が店員さんを呼ばなかったのは、単純に『店員を呼ぶ』まで事を荒げたくなかっただけなので、ホールでトラブルに巻き込まれた場合はすぐに店員さんを呼びましょう。

あの時の僕にユーモアがあれば、ビビり始めた彼に「お前、大阪やったら1週間もたへんぞ…?」と静かに言いつつ、盲腸の手術痕をチラ見せしてビビり倒させてたんでしょうけどね★ ま、ユーモアも盲腸の手術痕も無かったワケですが★

そうそう、今回のコラムを作成するにあたって思い出したんやけど、そういえば僕、昔ホールで打ち子にスカウトされた事あるんやったわ★ このエピソードもとある理由で誰にも喋ってませんね、別にオチも無いし。また機会があれば、その話でもしましょうか……イヤやけど★