(前編からの続き)

隣でカペカペボーナスを引いているH君を横目に、5000円追加、さらに6000円と現金投資。このBIGから8プレイ目に右下がり青7・リプレイ！　H君が「羽根はえてる？」と聞いてきましたが、残念、枠上にいるのは赤7だよ。

その後は、大したハマリを味わう事なくボーナスが繋がる展開に。しかし、パンクが多くて思いのほかコインが増えてくれません。そんな嬉し悲しい状況ながらも、13時過ぎにはドル箱に2回分ほどのコインを入れることができました。良しっ。

自分よりさらに調子が良いのがH君。青テンモード中の彼の頭上には、すでにドル箱1箱が置かれています。彼の台は昨日パっとしなかった台。

故に設定が上げられた可能性が……と考えていたら、ありゃりゃ、自分はREG4の1035プレイからREG2の715プレイと、ダブルハマリを喰らっちゃいました。

これをなんとか持ちコインで耐えましたが、残りコインはBIG2回分ほどと安心できない状況。時間は16時過ぎ。慎重にプレイをこなし、再びコインを増やしながら時間が経過していきました。

普通の状況ならまずまずなペースと言える展開でボーナスを引きましたが、今日はいかんせんパンクが……。1パン1回、2パン5回と、すでにJACゲームを7回分損。結局、避けようがないパンクの苦みを味わったまま閉店を迎えました。

投資が1万4000円で、手元に残ったコインは2915枚。換金が7枚ちょいとイマイチなので、2万6500円のプラスです。やっぱり自分には「カリッ」にしか聞こえませんでしたが、H君は「カペッ」と聞こえるらしい。うーむ。

担当(以下・担)『ハイ。というわけでクランキーコンドルの日記でした！　この稼働日は1996年2月19日(月)との事ですが、すでにこの頃はニューパルからクランコへと稼働のメイン機種をシフトしていた感じですかね』

しのけん(以下・し)『うん』

担『設定判別法で設定5以上判別が容易いニューパルがあったのに、通っていたN店を離れてまでクランコへとシフトした理由が気になりますが』

し『そもそもそのN店に設定5以上が入らない日が出てきたってのが一つ』

担『判別が容易いとは言え、高設定が存在しなければ意味はないですからね』

し『もう一つ。確かに低設定のクランコと設定5以上のニューパルを比較したら、ニューパルを打ったほうが得策なんだけど…』

担『ちなみにクランコの設定1の技術介入込み機械割は約104%。対してニューパルの設定5は約110%なのでその通りです』

し『ただ、当時のクランコ、普通に高設定が多かったんだよね。それもそのはず、当時は全然リプレイハズシが浸透してなくて、この地域でやっているのなんて自分と知り合いくらいで。今だから言えるけど、この日記のT店。初期の頃はクランコをずっと設定3or設定5で営業していたんだよね』

担『今考えるととんでもない時代ですね(笑)』

し『その理由はリプレイハズシが浸透していなかった事と、交換率が7.15枚交換だったから』

担『当時主流の7枚交換よりさらに悪いホールだったんですね』

し『で、どうやらモーニングが入っている台が基本設定3だったらしく、それを避ければ設定5の可能性がアップ。クランコの設定3の機械割は技術介入をすれば約109.9%で設定5は113.9%だから…交換率を無視すれば今の6号機の設定6かそれ以上の機械割の台を毎日打てたって事になる(笑)』

担『そりゃクランコをメインにしますね(笑)』

し『これ当時の収支表なんだけど…』

担『…げげ、月収支が100万を超えていますね』

し『うん。これ1996年5月の収支なんだけど、クランコを稼働のメインにしてからは、ニューパルより明らかに収支は上がって。これが技術介入頼りなだけではなく高設定をしっかり打てていた証でもあると思う』

担『なるほど。ニューパルからクランコへシフトした理由は、クランコの甘さだけでなく高設定も打てているという根拠があったからなんですね。あ、この日記で「青テン」の単語が出ましたが』

し『上段に青7がテンパイするリーチ目ね。流行らせようと思って作った単語で、未だに通用する言葉だから素直に嬉しい(笑)』

担『この日記では他にもパンクの事を「突き抜けた」とか、とあるリーチ目の事を「羽根生えてる？」とかありますが』

し『そこ触れるのヤメて！　恥ずかしいから(笑)』

担『…全く流行らなかったですね(笑)』

(後編に続く)