【そもそも1種2種って何!?】今更、聞けない!? 1種2種混合機

【そもそも1種2種って何!?】今更、聞けない!? 1種2種混合機

はじめに

虚心坦懐の「浅学寡聞は損の元」、第13回。

 


 

この数年、良く耳にする「1種2種混合機」。昔はこんな機種、無かったよね!? なんて思われている方もいらっしゃるのでは。そして、そもそも1種2種って何?と思う方も。今回は、そんな疑問にお答えしていきたいと思います。

「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」とは!?

1985年(昭和60年)に旧国家公安委員会から発表されたいわゆる「遊技機規則(略称)」にパチンコ台の種別が決められていました。

【第1種】デジパチ

デジタル抽選した結果を液晶等に表示し、特定図柄が揃うことで大当りとなり、アタッカーが開き、出玉を増やす機種。

〈例〉「CR海物語(三洋)」「フィーバーパワフルⅢ(三共)」「春夏秋冬(西陣)」など

フィーバーパワフルⅢ 三共 SANKYO
フィーバーパワフルⅢ(三共)

【第2種】ハネモノ

チャッカーに入賞するとハネが開き、Vゾーンに入れば大当りとなる機種。

〈例〉「Pニュートキオ(アムテックス)」「ファインプレー(マルホン)」「スケボーキッズ(西陣)」など

ファインプレー マルホン
ファインプレー(マルホン)

【第3種】権利物

アタッカーを開放させるための始動口があり、その中のVゾーン入賞で大当りとなる機種。1ラウンドごとに始動口に入賞させ、アタッカーを開放させて玉を出す。

〈例〉「ギンギラパラダイス(三洋)」「CRフルーツパッション(大一)」「ラプソディ(西陣)」など

CRフルーツパッション(大一) Daiichi
CRフルーツパッション(大一)

【第4種】一般電役/普通機

複数の役物を搭載し、大当り後は役物開放の連動により出玉を増やす機種。

〈例〉「ナナシー(豊丸)」「マジカルランプ(奥村)」「ポップカルチャー(西陣)」など。

マジカルランプ 奥村
マジカルランプ(奥村)

【その他】アレンジボール遊技機(通称「アレパチ」)

正確には、元々コインゲーム機のため、パチンコ遊技機ではなかった。しかし、太陽電子(現タイヨーエレック)がコインではなくパチンコ玉を使用することでパチンコ台と同じシマに入れられるようにした「アレパチ」を開発して、1982年に発売したことにより、新しい区分として「アレパチ」が誕生した。

〈例〉「アレジン(藤商事)」「CRビッキーチャンスⅠ(SANKYO)」など。

アレジン 藤商事
アレジン(藤商事)

2004年の規則改訂で1種2種混合機が誕生!!

2004年の規則の改訂で、先ほど解説した種別が廃止されました。そして、パチンコ遊技機は種別ごとに区分けされることがなくなりました。

そこで、異なる種別を組み合わせたゲーム性のパチンコ遊技機を作ることが可能となり、誕生したのが、デジタルで抽選する仕組みの「デジパチ」とVゾーンを搭載した「ハネモノ」の要素を併せ持った「1種2種混合機」となったのです。まさに、ドラ○ンボール的に言うところの「フュージョン」ですね(笑)。

「1種2種混合機」の歴史

最初の1種2種混合機は、2005年に登場したデジパチをベースとし、ハネモノチャンスで高い連チャン性を有した「CRチョロQターボ(Sammy)」と、ハネモノをベースとし、デジパチ同様のチャッカーでの直当りや時短を搭載した「CRチビ太のここで一発J10(大一)」でした。

そして、2008年に大ヒットした「CR牙狼XX(SanseiR&D)」の登場により、1種2種混合機と言う呼び名が、徐々に一般的になってきます。

そんな中、「CRアラジンデスティニーEX(Sammy)」(→リンク)「CR湘南爆走族(大一)」(→リンク)「CRターミネーター2ジャッジメントデイ(Sammy)」「CR蒼穹のファフナー(SANKYO)」「CRタコラッシュ(アムテックス)」など、多数の1種2種混合機において、多くの攻略プロはその役モノ部分を狙うことで懐を潤わせました。

まとめ

2005年から登場した1種2種混合機、今ではホールの主役級となり、すっかり馴染んできました。

虚心達の世代からすれば、当初は新しく攻略できそうな機種の代名詞的な存在でした。「1種2種混合機」の攻略で稼いだプロなら、その話だけで一晩飲み明かせるレベルです。裏を返せば、今はそう言った大きい攻略ネタのある機種が少なくなったということなのでしょうね。

まあ、そんな昔話で一晩明かすより、お気に入りのキャバ嬢と一晩明かす方が、虚心的には圧倒的に高い取れ高となりますが…(笑)。

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