スロマガの小話シリーズその3
全国の秘境マニアの皆さん、こんにちは!
今週は編集部の世界遺産と言われている、編集ぼつ君の机の話…ではなく。
先日、昔のスロマガをパラパラめくってたんですよ。
そしたら…。
これ、4号機のビーマックスって機種(1999年くらい?)なんですけど、若者には見慣れない言葉がありますね。
そう、「KKK打法」です。
まぁ、知ってる方も多いとは思いますが、KKKというのは「小役キッチリカッチリ」の頭文字。
誰が名付けたのかは分かりませんが、要は小役を取りこぼさないための手順ですよーって意味で、長らくスロマガで使われてきました。
今ではベタに「通常時の小役狙い手順」とか表記してますね。
ただ、KKK打法というネーミングのセンスは置いといて、当時はあまり使ってる人はいなかったですねぇ。
スロマガを編集していた自分たちでさえも(オイ)。
ちなみにガイド誌は小役狙い手順のことをDDT打法って名付けたのですが、体感、世間では9対1くらいでDDT派が多かった気がします。
ただ、今回自分がもっと気になったワードは…。
オヤジ打ち。
コレね、「適当に打つ」って意味なんですよ。
何でオヤジなの? って思う方もいるかもしれませんが、おそらく若者目線で「どうせオヤジは何も気にせず適当に打つから」…ってことが由来かと。
間接的に、世のオヤジを馬鹿にしているわけです笑。
今のオヤジはキッチリカッチリ目押しする方も多いんですけどねぇ。
だったらジジィ打ちでもババァ打ちでもいいじゃねぇか…って話にもなってきますが、語感やら何やらで「オヤジ」に決まったのでしょう。
でも当時は実際に口に出して使ってる人、結構いましたよ、「オヤジ打ち」。
でね、このオヤジ打ちって言葉、一体いつ頃から使われてたのか。
何となく気になって調べてみたんですよ。
上の写真が1994年のスロマガ。
ドラゴンエースって機種ですが、この頃はまだ普通に「適当に止める」って書いてあります。
そりゃそうですよね。
適当に打つ、とか、適当に押す、適当に止める、くらいしか言いようがないですから。
で、「適当」という言葉がひとまず最後に使われたのがコチラ。
1995年12月号。
写真の機種はスーパーモグモグって台です。
というか、「スーパーモグモグ」…当時は何とも思わなかったけど、改めて文字におこすとオヤジ打ちが霞むくらい、ヤバい機種名ですね笑。
そして、その次号となる1996年1月号。
記念すべき「オヤジ打ち」初登場の号で、機種はクランキーコンドル。
どこかに「オヤジ打ちとは…」的な注釈がないか探してみましたが、見当たりませんでした。
いちいち書かんでもわかるやろ!と言わんばかりに唐突に採用するところが、いかにも当時のパチスロ雑誌って感じですね!
…と、いうワケで今回はオヤジ打ちの歴史を勉強しました。
ではまた来週!
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