ストローク①【Re:釘本 VOL.22 正攻法】

ストローク①【Re:釘本 VOL.22 正攻法】

上手い下手で大きな差がつく機種も多い

最近では盤面に「矢印」がある機種があったりしますが……

皆さんはストロークを決める際、どんなことに気を遣っていますか?

こう言っては失礼なのですが、ただ漠然と理由もなしにブッコミ近辺や天打ちなどをしている方が大多数ではないかと思います。しかし、ストローク次第で回転率に差のつく機種は少なくありません。ここで基本を知り、ぜひ今後に活用して下さい。

ストローク選択で一番重要なのは、「そこに打つ理由が明確にあるか」。

玉を飛ばしてある特定の部分(ここではスタートチャッカー)を狙う……これはつまり物理的なことですから、当然「ここを狙えばこう流れていきやすい」といった具合に、明確な根拠が必ずあるはずなのです。

逆に理由が見つからなければ、残念ながらそれは「ただ漠然と打っている」ということ。しっかりと理由づけできるストロークを探ることが大事です。

また、「玉の勢い」についてですが、この影響を受けるのは主に盤面上部だけだと思います。玉は盤面下に行けば行くほど多くの釘にぶつかり、最初の時点での勢いが吸収されていくのですから。

そう考えると、盤面上部に重要な入賞口が存在する機種ほど、微妙なストローク調整で入賞率が変わってくるでしょう。

どんな機種でも、ゲージや釘状態によって「最適かつ根拠のあるストローク」が必ずあるはず。わからなかったらいろいろ試してみるのも手です。

ただし、その時の回転率の変化に惑わされ過ぎないように気をつけて下さい。短期間での試行では回転ムラが起きやすいですから、ここではあくまで「根拠探し」に徹することが大事なのです。

たとえステージ性能が悪くて入賞率が1/10程度(かなりイライラするレベル)でも、もしすべての玉がワープを抜けたとすると、1000円あたりの回転率はなんと50回にもなります。

どんなに入賞率が低くても、ほとんどの場合通常コースよりもステージからの入賞率の方が高いので、盤面上部にワープ入り口のある機種はそこを狙うストロークを最優先に考えて下さい。

和泉純の「今」だから語れること

ストローク選択は本文中にもある通り「明確な理由」が大事。

ただ、問題はそれに当てはまらない多くの機種達だ。もしかするとこれらにも厳密には「ちょっと弱めに打った方がいい」などあるかもしれない。

実際、俺も常に模索しながら打っている。だが、それを原稿にすることはまずない。

それは、仮に「ちょっと弱めに打った方が回るなあ」など感じても、それを証明する材料がないからだ。

例えば、強めと弱めストロークで半日ずつ打ち比べたとしても、その試行数では「単なる回転ムラ」との区別がつかない。釘状態が変化する以上、日にちをまたいでの試行も正確性に欠ける。

よって、ストロークに明確な理由がつけられない機種に関しては各々の判断で選択すればいい。問題はそれを他人にすすめるのは無責任だということ。

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