チワッスあしのです。

パチ屋で出会った奇抜な隣人に関するこちらの企画。

今回はつい先日の体験談をご紹介しましょう。

筆者が住んでる浅草という街は都内有数の観光スポットなので外国人がめちゃくちゃ一杯います。

コロナ禍がグイグイ来てる間は流石にそうでもなかったんですが、去年末辺りからまたド偉い事になっており、今この瞬間にも肌の色を問わず色んな国の人がセルフィーでもって自撮りしつつ通りを闊歩しまくっております。

まあ筆者は出不精ゆえ基本的に家に引きこもっておるので彼らとの接点なんぞタバコを買いにいく途中に浅草寺の場所を聞かれてテンパる程度しかないんですが、先日、行きつけのパチ屋でこんな体験をしました。

頭上でハイタッチすな

あれは京楽の「アズールレーン」が導入されて少し経ったくらいの話です。

去年リリースされるやその斬新すぎる仕様と圧倒的な破壊力から巷の話題をかっさらったかの機種、ちょっとツボれば恐ろしい勢いで箱が積み上がるその出玉性能に脳がやられた方も多いハズ。

かくいう筆者もその一人で、導入からちょいちょい座っては火傷してます。

その日も昼過ぎからホールに向かい、件の機種の空き台を見つけるや着座し万券をブチ込んだのですが、打ち始めて10分くらいで、なんか後ろの方で二人組が騒いでるのに気づきました。

真冬だというのに半袖シャツの外国人です。

何言ってるか全然分かんなかったんですけども、かなりテンションが上がってるんでおそらく「パチンコ」に興味があったんだと思われ。

意外と知らん人も多いのですが「パチンコ」は去年海外でちょっとだけブームになっておったそうです。

動画サブスクリプションで同名のドラマがヒットしたからですな。

まあ筆者はそのドラマ観てねぇので何とも言えませんが、パチンコって名前なんだから多少はパチンコについての描写もあるんでしょう。

もしかしたら件の外国人のハイテンションっぷりも、それに影響されてるのかもしれません。

んで、最初は筆者の後ろでワイワイしてるだけだった二人組も、しばらくして矢も盾もたまらんくなったのか、いよいよ目についた台に着座、たぶん人生初の「パチンコ」を楽しむ事にしたようです。

が、その場所ってのが筆者の両隣なんですな。

（なぜオレを挟む…！）

（なぜよりによってアズールレーンなんだ…！）

途端に居心地が悪くなる筆者。

筆者の脳裏には彼らが秒殺で5千円くらい失いシュンとなり退散する姿が浮かびました。

大人しくコーベ・ビーフでも食って感動しとけばいいのに、パチンコなんぞ打って日本が嫌いにならなきゃいいけども…。

と、気づいたら左隣の台が速攻で大当たりを射止めました。

たぶん1000円使ってません。

止め打ちの概念なんかないのでリーチ中も玉をギャン打ちでしたけど、筆者を挟んで逆サイドに座ってた外国人も連れの台の後ろに移動し「ワッザ・ファッ○！」といいながら応援を開始します。

慌てたのは筆者です。絶対コイツら大当たり消化できねぇ。

右打ち、右打ち！　打ち？　ショット？

「ヘイヘイヘイ！　ライト！　ライトショット！　ハンドル！　ライト！　グイ！」

通じるわけねぇと思ったんですがハンドルをヒネるボディランゲージが効いたようで「オウ！」といいなら右打ちを開始する外国人。

ついで見事ラッシュにも突入し、ワオ！　とかオーマイ！　とかいう声が聞こえます。

後ろで立って応援してたヤツも連れの快進撃に気を良くしたらしく、また筆者を挟む位置に移動、玉の射出を開始するや、その3分後に筆者は度肝を抜かれる事になります。

そう、打ち始めてすぐそっちも当たりやがったんですね。

お前らだけ甘デジ打っとんかって英語でどう言えばいいんだろう…とぼんやり考えながら、サンドに追加の万券をブチ込みました。

その日、筆者の台は沈黙を続け、ついぞラッシュに入ることはなく。

まあ、せいぜい母国で日本の素晴らしさを広めてくれたまえよ、と思いました。

あとこの日の学びですけど、頭上でハイタッチされるとめっちゃ腹立ちますな。