虚心坦懐のGoing Underground、第89回。

今回は、2010年頃のお話。

パチンコはCR機で、約1/400のMAX機＋2400個が可能だった時代。MAX機では確変タイプの「ぱちんこCR北斗の拳剛掌(Sammy)」「CR花の慶次～愛(ニューギン)」やSTタイプの「CRびっくりぱちんこ戦国無双(京楽)」「CRスーパーマンリターンズ(Daiichi)」「CRフィーバータイガーマスク(SANKYO)」などが登場し、ファンを夢中にさせてくれた。虚心的には、この年のパチンコと言えば「CRベノムの逆襲(高尾)」(→リンク)の一択だが…(笑)。

パチスロは5号機で、ART機の人気が高まり始めた時代。「緑ドンVIVA！情熱南米編(エレコ)」「パチスロ蒼天の拳(Sammy)」「新鬼武者(ロデオ)」「マジカルハロウィン2(KPE)」「アントニオ猪木が元気にするパチスロ機(オリンピア)」など様々なART機の名機が登場した。また、かなり甘い仕様であった「サクラ大戦3(Sammy)」(→リンク)もこの頃に登場した。

そんな中、Aタイプの「新世紀エヴァンゲリオン～魂の軌跡～(ビスティ)」も人気シリーズの4作目として、ユーザーの期待を背負って登場した。

設定1～6で、BIG確率1/370.2～1/291.2、REG確率1/744.7～1/579.9、機械割95.6％～112.1％の、天井RTを搭載した5号機Aタイプのパチスロ。

設定6のみ、REG時のベル揃いの際、バックライトが光らない。このため、REGさえ引けば、設定6かどうか丸わかりであった。

 

《手順》

① 自力でREGを引く。または、人が引いたREGを見る。

② ベル成立でバックライトが光らなければ、設定6確定。

 

…という感じで、周辺の台でのREGでも、設定6の判別が可能であった。

このコラムではよく登場する、パチスロ・パチンコのブラックジャック的な闇の専門医(笑)。

導入後、数週間で分かったおかげで、大量導入された優良店を周り、設定6を何度か確保。ただ、毎回、6を打っている人が同じだと怪しまれるため、情報を共有していたプロと代わる代わる打ったりもした。

また、当時は小役カウンターを使っている人が多かったが、1000G程度では小役からの設定推測はほとんどアテにならないため、REGを引き、虚心からは6と分かっている台を捨てていく人も少なくなかった。そのおかげで後ヅモもでき、かなり役に立った。

さらに、天井狙いで座った台がまさかの6で、驚かされたことも2回ほど(笑)。

しかし、導入から時間が経つにつれART機が主流となり、この機種で設定6が使われることは希になると、このネタを知っていても、全く役に立つことはなくなっていった。

実は、これに近い"設定推測"ではない"判別ネタ"は、知られていないがいくつも出ている。それに関しては、また、こちらのいかがわしいコラムにて…(笑)。