【釘のコボレ話③】釘状態が影響するのは「ガラス面側」を玉が通るとき【Re:釘本 番外編】

【釘のコボレ話③】釘状態が影響するのは「ガラス面側」を玉が通るとき【Re:釘本 番外編】

筆者は努めて「数値的・理屈的に根拠があるもの」のみを原稿にしている。だが、「立証はできないが思って(疑って)いるもの」もいくつかある。『Re:釘本』の箸休め的な感じでそれらを紹介していこう。

奥なのか手前なのかを見極める

手前のGを攻めるか、それとも奥のポルチオを攻めるか………という話ではない。

「道釘」のところで解説した通り、玉が奥(盤面側)を通るか手前(ガラス面側)を通るかは重要

ご家庭に実機がある方はぜひ試してほしいのだが、台をスマートボールみたいな感じで極限まで寝かせて玉を打ってみてください。

 

ちょっとやそっと釘調整しても不思議なほど玉は同じ方向に転がる。いや、正確には基ゲージでアマい方に忠実に転がるのだ。これはすべての玉が盤面側を通ることが原因

いくら調整差をつけても、その差が影響するのは手前側。奥側ではそれほど差が大きくならない。

ゆえにスマートボールはかなり極端な調整がされていることが多い。

これにより考えなければいけないのは、その機種の肝になる分岐点で玉が盤面奥を通っているか手前を通っているかだ。

多くの場合それは風車上の寄りのあたりになるので、俺はこの部分で玉が通るのが奥か手前かをよく観察している。

せっかくプラス状態でも、奥を通っていたらその通りにはならないので。

ちなみに、ハネモノの場合はブッコミを通る頻度が重要。だが、打ち出しの時点でも奥と手前の差がつくはず。つまり釘状態の通りにはならないことが多い。

よって、ここについては釘状態で選ぶのではなく、試し打ちで判断することにしている。

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